8/17 富士急行線ミニコンサート
<気軽にミニコンサート 〜富士急行線の車窓から眺める景色と共に〜>
河口湖駅午後2時46分発、大月行。4両編成。前の2両がコンサートの会場となる。山梨県内の8つの中学校の吹奏楽部で現在活動している生徒から成る"音楽祭中学生特別バンドアンサンブルメンバー'"の29名が演奏。
ひとつの車両の半分が楽屋、両側の座席に楽器を持った子どもたちが座って待機している。ドアのある部分の、ちょっと広くなっているスペースが演奏する舞台である。狭いし、揺れるし、ホルンやテューバのような大きな楽器を抱えて演奏するのはひと苦労。それでも、両足を踏ん張って、時には電車と一緒になって揺れながら、けなげに懸命に吹く子どもたちの姿はさわやかで好感が持てた。
司会の生徒が「決して上手ではないけど、日本一の富士山に負けないように、大きく美しく、一生懸命に演奏しますから…」と、大声で陽気に呼び掛け、開始。乗客は40名ほどか。外国人の若いカップルも、写真を撮ったり、手拍子を打ったりして楽しんでいる。
駅に停車するたびに、子どもたちが、乗車する人に、「演奏している車両に乗ってぜひ演奏を聴いてください」と、呼びかけていたのが微笑ましかった。
上手とか下手とかはこの際問題ではない。猛暑の夏に、いろいろな形で、仲間や指導者、観客と音楽をともに楽しむ時間を共有したことが、良い経験として何らかの形で次のステップに結びつくのではないか。
三ツ峠の駅を通過する頃に一回目が終了。少し休憩して、都留市の十日市場を通るころに2回目の演奏に入ったが、私は次の駅である都留文科大学前で下車した。大月駅発河口湖行きの下りの電車内で、同じように演奏をするとのことであった。"走るオーケストラ"とでも言おうか。面白い試みである。
<演奏曲目>
ホルン「交響曲第1番第4楽章」「ローレライ」
ユーフォニウム&テユーバ「のばら」「グリーンスリーブス」
トランペット「オーソレミーオ」「スコットランドのっりがね草」
トロンポーン「森のくまさん」
金管「ボヘミアンソング」「Thespacious Firmamenton High」
(レポート:三浦)